20069月議会 山野井たかし一般質問

 

GPS機能付き携帯電話による子供の安全確保

小山市では子供の安全を守る14の取り組みを掲げて、子供たちの安全確保に向けた取り組みをしています。さらには、自治会を中心に防犯パトロール隊が多くの地域でパトロールを実施しています。しかし、どのような対策を実施しても100%とは言えないと思います。子供を持つ親の立場になれば、できることは何でもやりたいという気持ちはよく理解できます。学校や教育委員会としてもこの親の気持ちを否定することはできないと思いますが、いかがでしょうか。

登下校時に子供がGPS機能つき携帯電話を持つことで、保護者が子供の居場所を知ることができ、事故や事件に遭遇した場合の素早い対応がとれます。もちろん子供が携帯電話を持つことによる弊害について教育委員会が心配されるのは当然でございますが、ルールを定めて、子供と学校、さらに保護者が協力をしながら、きちんとルールを守らせることで、その弊害を抑止していけば問題は解消できると思います。対象は小学生、あるいは小学校の低、中学年だけでも結構です。もちろん登下校時には使用しない、学校へ着いたら先生に預け、帰りに受け取るというようなルールをつくれば大丈夫だと思いますが、いかがでしょう。GPS機能つき携帯電話の学校への持参について許可できるかどうか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。

◎清水悟教育長

小山市では昨年末の旧今市市の小学校1年生殺害事件後、小山市子供の安全を守る14の取り組みを策定し、子供の安全対策に取り組んでおり、教育委員会でも継続的に教育委員会にかかわる安全対策に取り組むとともに、本年度からはスクールガードリーダーの全学区配置を実施したところであります。議員ご提案のGPS機能つき携帯電話による子供の安全確認についてですが、GPS機能による位置情報サービスなど、いつでも連絡をとれる手段としての安心感があり、子供の安全を守る手段の一つという側面があることは事実であります。しかし、携帯電話の学校への持参については、不審電話や有害サイトなどへの懸念、メール通話により他人にアドレスなどを悪用されるきっかけとなることなどの弊害が考えられます。現在小山市では学校には学用品以外は持ち込まないという原則もあり、携帯電話の持参は認めていない状況です。

子供の安全を守るために現在行っております活動の充実を図るとともに、地域の方々が子供たちの登下校を見守っていく子供登下校見守りシステムの重要性を再認識していただくために、「広報小山」でのPRや、スクールガードリーダーや警察スクールサポーターを活用し、学校安全ボランティアの働きかけを進めていきたいと考えております。地域の子供は地域で守る活動を十分に機能させることが重要であると考えております。

議員ご提案のGPS機能つき携帯電話の学校への持ち込みについては、公教育の観点からも十分検討していく必要があると考えておりますので、議員のご理解をよろしくお願いいたします。

 

学校の施錠及びインターホン設置による安全確保

6月議会の質問において、現在校舎の施錠をしている小中学校はないと教育長の答弁がありました。私の考える学校内での安全確保には2通りの方法があると思います。一つ目は、学校をオープンにして地域の目、保護者の目などで子供たちを守る方法であります。もう一つは、学校を施錠し、完全にシャットアウトし、外からの侵入者を遮断するものであります。現在市内の小中学校の状況はこの二つのどちらでもない、半端な状態と言えるのではないでしょうか。そして、この二つの方法のうち、学校をオープンにする方法は現在では余り理解されないと思いますので、校舎を完全に施錠する方法がよいと考えますが、いかがでしょう。

校舎の入り口は、生徒が使う昇降口と先生や来校者が利用する玄関があります。施錠の方法としては、昇降口は子供たちが校庭を利用する体育の時間などの出入り以外は施錠する。玄関は基本的に施錠し、来校者はインターホンで来校を知らせてかぎをあけてもらうという方法です。玄関の近くに事務室がある学校と、事務室がなく、職員室に先生や事務員の先生がいる学校がありますので、それぞれの学校に合ったものを導入すべきと思いますが、施錠とインターホンによる学校の安全確保について導入する考えがあるかどうか、お聞かせください。

◎清水悟教育長

 現在市内の各小中学校は出入り口であるすべての門は閉じられておりますが、施錠はされておりません。その理由としては、給食配達業者のトラック、教材搬入業者、あるいは子供の忘れ物を届けに来られる保護者、地域の方々などの来校など多くの来校者があるためであります。そこで、議員ご提案の小中学校の校舎を施錠してはどうかということですが、ご指摘のとおり不審者が校舎の中に入れるか、あるいは入れないかは、子供の安全にとって重大な問題であります。しかしながら、校舎の施錠については、例えば体育の授業、屋外活動、集会、休み時間、昼休み、放課後など、日常的に校舎の内外への児童生徒及び教職員の出入りの回数が非常に多いため、十分に管理できない事態が生じてしまう可能性もあります。したがいまして、学校の人的体制等を考慮しながら、施錠について可能かどうか十分検討していきたいと考えております。

 また、インターホンの設置については、校舎の構造上、玄関のそばに事務室があり、来校者を確認できる学校もあれば、玄関と職員室が離れていて、確認できない学校もありますので、インターホンで来校者の確認ができるということは、有効な手段の一つと考えられます。インターホンを設置する必要性は十分に認識しておりますので、来校者の確認をとった上で来校者が入ることができるよう、インターホンの設置についても今後研究していきたいと考えております。