20042月議会 山野井たかし一般質問

 

学校給食調理場の合成洗剤の使用をやめ、石けんへの切りかえ

 現在、市内の小中学校の給食調理場でヤシノミ洗剤を使用しております。成分としてはアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムや脂肪酸アルカノールアミドといういわゆる合成界面活性剤であり、石けんの成分と比較した場合、安全性から見ると手荒れ、アレルギー、発がん性、肝臓障害などの危険性があります。また、環境への影響としても、成分が分解されないまま河川へ流出し、それが水道水にまで影響することが懸念されております。そこで、学校給食調理場の洗剤を分解性の高い石けんにかえることはできませんか、お伺いいたします。

◎山谷新一教育次長

 学校給食の洗剤の使用に当たりましては、安全性が高く、洗浄効果にすぐれ、作業性に富み、洗浄に必要のない香料、色素を含まず、手荒れの少ないものが求められております。現在小山市の学校給食調理場では、植物性油脂である天然ヤシ油からつくられました合成洗剤を使用しております。また、県内で石けんを使用している市町は少なく、ほとんどの市町は本市と同様に無リンの合成洗剤を使用しております。

 学校給食は、児童生徒に栄養のある食事を安全に提供していくことが大切です。現在文部科学省の学校給食衛生管理基準の指導に基づき、衛生に十分な配慮をして実施しているところでございます。油分の汚れがよく落ち、食中毒防止が十分に図れるような洗剤を選んでいきたいというふうに考えているところでございます。

 今回ご質問の石けんへの切りかえにつきましては、導入している市町も少ないため、十分なデータが得られていないのが現状でございますので、今後石けんの溶解性、洗浄力、作業性や洗浄後の石けんカスの付着、残留の問題等、調査や研修等を実施し、各方面から検討していきたいと考えているところでございます。

 

米価の値上がりへの対応

 去る2月15日の新聞に、米価の値上がりによる県内12市の学校給食への対応が掲載されておりました。各種の対策が載っている中で、小山市の対応はデザートの回数を減らすというものでした。子供たちにとって給食は学校生活の中での楽しみの一つであり、デザートはその中でも特別な存在であると思います。それを減らしてしまったら、子供たちがどれだけがっかりするでしょう。米価の値上がりは昨年の米の不作による一時的な現象であり、補正予算を組んで対応することもできると思いますし、金額をとってみてもそれほど大きくはならないと思います。また、パン食の回数をふやすことや米を安い銘柄に変えるなどの対策でも費用を抑えることができると思いますが、いかがでしょうか、お考えをお聞きいたします。

◎大久保寿夫市長

 昨年の冷夏の影響によりまして米が減収となり、米価が値上げとなりました。議員ご指摘の米飯給食の米価の値上がりへの対応につきましては、平成16年度予算の学校給食費といたしまして、値上げ分1,300万円の増額を計上したところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。

 小山市では、平成1310月より週に3回、年間およそ120回実施しております各小中学校の学校給食においしい小山産の良質米コシヒカリを導入しておりまして、児童生徒はごはんがとてもおいしいと喜んでおり、小麦パンの給食より人気の高いものとなっております。

 小山市では、平成15年4月から学校給食係の名称を食育推進係に変更するとともに、食育推進事業といたしまして、学校給食に小山産米を使った米パンや、またオール小山食材の日を設けるなど、小山産の新鮮で安全な野菜を導入いたしました。この事業は、私たちの身近なところで生産されている食材を知らせ、児童生徒に食事を大切にする心や農業への理解を深め、さらに郷土を愛する心をはぐくんでいくのを目的としております。あわせまして地産地消の推進も図ろうとするものでございます。

 平成16年1月にアンケートを実施しましたが、多くの児童生徒が給食が好き、米が好き、米パンが好き、小山でとれた野菜はおいしいと答えております。この結果によりましても、児童生徒が地元の生産物に対しまして関心を示し、食材に対する安心感と食材の持つ栄養等に関心や理解を示しており、これまさに食育の推進につながりつつあるのではないかと感じております。今後とも、成長期にある児童生徒にバランスのとれた魅力のある楽しい食事ができるよう給食の充実に努めてまいります。