2003年12月議会 山野井たかし一般質問
小山第二小学校こぶしの広場整備事業
旧市街地におきましては、皆さんもご存じのように少子化が一段と進んでおり、第二小学校におきましては、3年生と6年生が2クラス、他の学年は1クラスでございます。そんな中、空き教室がふえ、使用していなかった1号館が老朽化し危険な状態にあることから、3,800万円の予算をいただき、こぶしの広場の整備事業として本年7月から校舎の取り壊しを行っていただきました。校庭も大変広くなり、明るくなったように感じます。しかしながら、取り壊しだけというわけにはいかないと思いますので、その跡地について教育委員会としてどのような利用方法をお考えなのか、その内容とこれまでの経過についてお伺いいたします。
◎大久保寿夫市長
こぶしの広場として整備いたしますスペースは、本年7月まで小山第二小学校の1号館校舎があったところでございます。この校舎は、鉄筋コンクリート3階建てで、延べ床面積が1,664平米の校舎でありまして、昭和36年9月に竣工いたしまして42年が経過していた建物でございました。近年では、経年経過からの劣化のため、文部科学省基準による危険校舎として認定されまして、使用されておりませんでした。このたびPTAの皆さんを初めとする多くの皆様のご要望を受けまして、平成15年度予算において、この未使用校舎の解体撤去を行い、狭隘な校庭の拡張を図り、また校歌にも歌われておりますこぶしの木をもとに、こぶしの広場として整備することになった次第でございます。
そして、本年7月17日より解体工事に着手しまして、特に児童の安全対策に配慮しながら、夏休み期間中に主な解体工事を行い、9月には整地工事を施工いたしまして、10月8日にすべての解体工事が終了したところでございます。
こぶしの広場の整備に当たりましては、学校、PTA、地域の方々のご意見をいただきながら進めておりまして、現在市内の小学校27校の中で唯一100メートルの直線コースがなかった小山第二小学校にも、1号館校舎解体に伴いまして、100メートルの直線コースが確保され、子供たちが校庭を活発に利用している状況でございます。
また、卒業記念碑の移設やウサギ小屋及び鳥小屋、花壇が設置され、各学年が生活科や理科などの授業で利用します体験農園も整備しつつあるところでございます。今後の整備計画といたしましては、屋外授業や青空給食、運動スペース、遊び場、地域との交流の場など、多目的に活用していただくほか、1号館校舎の跡地約270平米につきましては、校庭の芝生化の実験ケースとして、芝生化を行い、また現在未設置であります屋外トイレの建設などを計画しているところでございます。第二小学校は、平成16年度創立100周年の記念すべき年を迎えることでもあり、今後の整備計画を学校、PTA、地域の方々とも十分協議し、皆様の総意に基づく整備計画としてまいりたいと考えております。
ゆとり教育
昨年4月より実施された学校週5日制については、6月議会の質問でも触れましたが、多くの課題、問題を抱えた制度であることは、だれの目にも明らかではないでしょうか。福田知事のコメントとして、「学校週5日制は失敗だ」、新聞に掲載しておりました。また、そのように思っている方はほかにもたくさんいらっしゃると思います。学力低下が懸念されてから数々の取り組みが各地で行われています。2学期制の導入や夏休みを使っての補習授業などは、学校週5日制によって減少した授業時間を少しでも確保しようとする教育委員会や各学校の苦心のあらわれだと思います。
そんな中で学校週5日制の導入時の目的であったゆとり教育についてお伺いします。6月の質問のときに、教育長から生涯学習課を中心とした学校外活動の整備充実や、生涯学習センターや各公民館などで実施している情報提供などについての答弁がありましたが、いずれにしても参加するかどうかは家庭に任されていると思います。中学生につきましては、休日を部活動などに有意義に活用しておりますが、小学生となるとそうはいかないと思います。学童野球やミニバスケットなど参加しているのはごく一部の子供たちです。提供された学校外活動についても、場所が遠過ぎるなどの理由でなかなか参加できないのが現実ではないでしょうか。地元の小学校を使ってゆとり教育活動があれば参加する子供もふえると思いますが、いかがでしょう。そこで、現在市内の各小学校で実施しているゆとり教育についてお聞かせください。
◎清水悟教育長
学校週5日制は、子供たちにゆとりを確保する中で、学校、家庭、地域社会が相互に連携しつつ、子供たちに生活体験、社会体験や自然体験など、さまざまな活動を経験させ、みずから学びみずから考える力や豊かな人間性などの生きる力をはぐくむために実施されました。したがいまして、土日の休日には、こうした趣旨を理解して有意義なものになることが期待されております。
教育委員会では、子供たちに生活体験や社会体験、自然体験の場や機会をふやすことにより、子供たち自身がみずから学びみずから考える力や豊かな心を身につけてもらうために、公民館や博物館などの社会教育機関を中心に、学校週5日制の対応事業を実施しております。幾つかの例を述べさせていただきますと、中央公民館では、学校週5日制に対応した講座として、子どもサイエンス入門やロボット製作などの事業を実施しております。間々田公民館では、子ども土曜広場として、昔の遊びや物づくり、本の読み聞かせなどを実施しております。桑公民館では、こども体験室として囲碁やパソコン、あい染やスポーツなどの事業を実施しております。また、その他の公民館等においてもそれぞれ学校週5日制に対応した事業を展開しているところです。また、地域にある子ども会育成会においても、各種スポーツ、キャンプ、レクリエーションなどの事業を実施しております。
さらに、平成11年度に小山第一小学校において補助事業として、おやま子ども未来活動が行われました。これは、土曜日などの休日を利用して、子供たちにボランティア体験活動としての手話、自然体験活動として思川の生き物たちの観察、商工業体験活動として商店街訪問、歴史と文化を知る活動として、市内の文化財探検などを行いました。現在では、PTAが独自に学校とともに子ども未来活動として、料理、竹細工、手芸、ミニスポーツなどの事業を年6回実施しております。
平成12年度には、小山第二小学校及び第三小学校において補助事業として、おやま子ども未来活動を実施いたしました。内容としては、ボランティア活動としての車いす体験など、ふるさと体験活動としての思川の生き物観察など、ふれあい体験活動としてのさまざまな科学実験などを実施いたしました。現在国からの補助は終了しておりますが、地域の自主性を尊重し、今後もおやま子ども未来活動のような事業の支援について考えていきたいと思っております。
さらに、各公民館などでも学校、保護者、さまざまな団体、地域の人々と幅広く連携協力をし、子供たちがみずから興味関心を持っていろいろな活動に参加したいと思うような活動の場や、機会の充実を引き続き図りたいと考えております。