2003年12月議会 山野井たかし一般質問
市道1145号線の拡幅
小山市民にとって市民病院はなくてはならない存在であります。また、かつては安心して受診できる病院であったと認識しております。2次救急やオーダリングシステムの導入など、さまざまな改革が進められているようですが、残念ながら患者の減少、優秀な医師の確保が困難なこと、また救急専門医が確保できないために2次救急が名前だけになっている状況など、病院経営は大きな改革を必要とする状況にあります。
議員も参加している市民病院運営委員会の中で、病院の改革が検討されているものと思いますが、なかなか思うように進まないのが現状であると思います。今後思い切った改革が実施されることを期待したいと思います。
ところで、市民の皆様の病院までの交通手段は、自家用車、タクシー、自転車、徒歩、車いすなどであります。そして、来年には西市街地循環バスを導入する計画になっていると思いますが、そのルートには市民病院が入っていると認識しています。ですから、国道4号から市民病院までの市道1145号線を循環バスが通ることになります。それでなくても狭い道路であり、車がすれ違うときはぎりぎりで、歩行者や自転車、車いすの方にとっては大変危険ではないでしょうか。循環バスが通ればさらに危険になると思われます。市道1145号線については、以前から拡幅の必要性が議会でも出ていたと思います。現在までの取り組み、または計画はどうなっているのかお伺いいたします。
◎多田正信建設水道部長
国道4号から小山市民病院までの道路は、現況幅員が5.5m、延長約470mの狭隘な道路でありますが、1日当たりの交通量は、自動車が約4,500台でありまして、これらの自動車通行と昼間のときの歩行者、自転車が約570人となっておりまして、これらの交通量がふくそうし、歩行者や自転車が危険であること、そして車両のすれ違いがスムーズにできないことなど、総合病院への進入路としてはご案内のとおり十分ではない状況にあるものであります。このため地域の皆様や病院を利用される人の交通安全の確保、さらには救急車など緊急車両の通行の面からも、道路の整備が望まれているところでございます。この道路を拡幅整備するためには、沿道に住宅が密集しており、家屋の移転など用地の確保が一番の問題であり、地権者の合意と多くの移転補償費が必要となるため、財政面の課題があります。
この道路を計画道路幅員16mとして、仮に北側に拡幅する場合の試算でございますが、事業用地が約5,000u必要になります。移転対象家屋が18戸で、事業費は概算で、本工事費が約2億円、そして用地補償費が約13億円、合計で約15億円と試算したところであります。事業化に当たりましては、国土交通省道路局所管の国庫補助導入を考えておりますが、事業の着手につきましては、現在の財政状況を考慮し、実施時期等について十分調査研究する必要があります。
市道1145号線を一方通行できないか
市道1145号線を拡幅するとなれば、用地取得や工事には多額の費用がかかり、また完成までには相当の時間もかかり、病院までのアクセスに不便が生じることにもなります。そして、近隣住民にも大変なご協力をいただかなければなりません。そこで、拡幅が無理であれば、市道1145号線を国道から病院方向への一方通行にすることは考えられないでしょうか。将来的には市民病院が移転することも考えられると思いますので、それまでの暫定的な対応でも構いません。事故を未然に防止する意味でも必要であると考えます。近隣住民の方々に十分に理解をいただきながら、ぜひ実現していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎岸一彦市民生活部長
ご案内のとおり交通規制につきましては、県の公安委員会により決定されるものでありまして、市では決定権がないことから、先般小山警察署に出向きまして、確認をいたしましたところ、規制することについては事故防止を優先に考えれば、一方通行道路は良策と思いますが、利便性を考えると難しいものも多々あると、このような答えでございました。そして、一方通行道路にするには、地域の全員の同意を得るということ、そして代替の道路の確保、距離的な問題も生じてきます。さらには、一方通行の規制を解除した場合でありますが、一人の反対者がいても解除が難しいということなど、地域住民の同意が尊重されるわけでありまして、警察としましても市全体を見て、交通規制が適当であるかどうかを見定めなればならないという回答を得ております。市といたしましても、今後のことにつきましては、地元若木町自治会を初め関係機関と協議をしまして、実施が可能かどうか検討してまいりたいと、このように考えております。
横断歩道の安全対策
市内では、10月28日から11月4日までの間に3件の死亡事故が発生いたしました。そして、交通死亡事故多発小山地区警報が発令されました。その中に横断歩道を横断中の死亡事故がありました。当日は雨が降っており、夕方の暗くなる時間帯と悪条件が重なり、歩行者が見えにくかったと聞いております。確かに市内の信号のない横断歩道では、街灯がなかったり、また暗かったり、歩行者が見えにくい場所も多くあるように思います。安全なはずの横断歩道で事故が起きるのは、大変残念なことであります。歩行者用の信号機をすべての横断歩道に設置してほしいと言いたいところですが、費用を考えれば無理な話であります。せめて運転者が歩行者を十分に確認できる程度の明るい街灯を設置することはできないでしょうか、お伺いします。
◎岸一彦市民生活部長
市といたしましては、危険な箇所があればその都度対策などは考えております。信号機のある交差点及び横断歩道、長大橋などの場所については、道路照明を設置をしているところであります。ただいま議員からご指摘ありました道路におきましては、街路灯がついておりませんでした。土木課におきまして、2基の街路灯を設置すると、そのようなことになりまして、今話を進めているところであります。今後におきましても、横断歩道の安全管理を図るべく、また交通事故抑止のために、照明灯施設の設置について進めてまいりたいと考えております。
また、小山署の対策について確認しましたところ、横断歩道内は聖域でありまして、一番安全なところであるということから、歩行者が一歩でも中に足を踏み入れれば、車両等はストップしなければ通過できないということになっております。この規制を守らなければ横断歩行者妨害違反ということで、取り締まりを実施するという旨のお話をいただきました。このようなことから一人一人が交通ルールを守り、事故のない安全で安心なまちづくりの実現に向けて、努力をすることにより事故対策につながるものと考えております。
駅前ロータリーのタクシー待機エリアの整備
小山駅西口広場は、バス、タクシー、駐車場を利用する自家用車、駅の送迎の自家用車と車の乗り入れが激しい場所でございます。事故が起きないのが不思議なくらいです。特に駅舎に隣接しているタクシー乗り場と送迎車の乗降場所では、どこまでがタクシーの待機場所で、どこからが送迎車の乗降場所なのか明確な区分がされておりません。また、身体障害者専用の乗降場所も特に確保されていません。横断歩道もあり、歩行者も多く通る場所でもございます。危険防止のためにタクシー待機場所を東口のように白線で囲うこと、また送迎車用の乗降場所をきちんと明記すること、身体障害者専用の乗降場所の確保などにより、安全が確保できると思います。これらの対策について実施することはできませんか、お伺いいたします。
◎岸一彦市民生活部長
この広場は、駅西口市街地再開発事業によるロブレ開業にあわせまして、平成6年に
その後平成10年に西口広場の北側に
この管理区分によりタクシーの待機スペース及び客待ちスペース部は、JR小山駅の管理部分となっておりますことから、小山地区タクシー事業者協議会がJR東日本から許可を受けて使用しているものであります。駐車スペースでございますが、客待ちスペースが6台、待機のスペースが15台となっております。また、送迎用の一般車の停車スペースは、駅前広場の北側部分というふうになっております。
議員ご指摘のタクシーが一般車の利用部分まで出てこないようにするため、客待ちタクシースペース6台の部分に白線を引いて区画割りをすることにつきましては、管理者であるJR小山駅に先日要請いたしました。また、身体障害者が利用するスペースを設けることにつきましても、JR小山駅に要請いたしましたところ、スペースを確保するように、小山駅からでございますが、前向きに検討したいとの回答をいただいております。タクシーが一般車の利用部分にまで並んでしまうという問題の解決でございますが、ただいま申し上げました改善策とともに、根本的にはタクシー運転手のモラルの面が大きいというふうに考えておりますので、今までにも小山地区タクシー事業者協議会に申し入れをしているところでありますが、今後とも小山警察署、JR小山駅と連携協力して、小山地区タクシー事業者協議会へ協力していただくよう申し入れをしてまいります。
なお、駅西口広場が現在の形態に整備されましてから、既に10年を経過し、さらに路線バスの再編も検討されておりますので、それらを踏まえまして再度駅前広場の利用形態について、見直しも検討してまいりたいと考えておりますので、議員におかれましてはよろしくご理解のほどをお願い申し上げます。